安比で得たもの

今日は第1回全日ステージレースをサポート観戦した時の所感についてまとめておきたいと思います。

まず、私自身はステージレースの経験が全くありませんので、その戦術云々に関してはノーコメントであります。ただ、今回の第3、第4ステージの登り区間は幅2mの歩道があり、これを利用してトップの選手、集団の選手に並走しながら、その動き、展開などをしっかりと見ることができたので、力の差がどの程度なのかということを、数値的なデータとして提供することで、選手の今後の練習時の指標になれば良いなと考えています。

 このコースは基本的にスタートしてほぼ下り基調が12km続いたあと、3.5kmを淡々と勾配6%程度の坂が続く形です。第3、第4ステージともこの上り区間はまったく同じで、下り区間が一部ショートカットして短縮した形態になるだけである。

 先頭の2人 19km/h程度のペースでした。時々アタック時に26km/h程度に上がることがあるが100mと続きません。すぐに15km/hに落ちたりしていました。平均19km/hとして、あるソフトで解析すると、体重45kgとするなら、平均出力223W、5.0W/kgと出ました。使っていたギヤは39×19あたりでした。この上り区間に要する時間は約11分。

 さてRGJが含まれる集団のペースは、15km/h程度。これを同じソフトで解析すると、体重が同じとして、平均出力165W、3.7W/kgとなります。先頭の2人との差が歴然です。この区間に要する時間は約14分。

 つまり先頭を行く選手に対して上り区間で3分程度タイムを失っており、これを集団の力で下りで挽回するためには、仮に先頭の2人があまり無理せずに40km/h程度で走ったとして、12kmで3分詰めるには48km/h以上のAveが必要。下りは一緒には走っていないので何とも言えないが、2周目の登りに入るところで3分半遅れとなっていたことから考えると、上りは押さえて下りで追うどころか、離されたのでは?と考えるざるを得ない。上りを抑え過ぎている。せめてあと2km/h上積みしていれば・・・・と考えてしまう。

 来年、もし同じコースでのレースなら、強化方法について上記データを活用してはどうだろう、などと勝手にオジサンは考えるのであった♪。

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 今日は、夕方印旛沼方面、3kmコースで1000m巡航風味を5本などやっておしまい。

 本日の走行 55km