BIKE-FIT営業
今日は久々のBIKE FITのお客様。
178cmの長身で、伝統的クロモリフレームにカンパをアッセンブルという趣味性の高い自転車。
長時間乗ると右足と右ひざに違和感を覚えるとのことでした。
いつも通りまずはコンピュートレーナにバイクをセットして頑張って漕いで頂きながら全体的に外観からペダリングをチェック。
膝のブレはほとんどなし。左右のトルクバランスもほとんど差は見られませんが、何せ圧倒的下踏み(ATA115〜140)状態。
まず足裏診断からシューズのクリート位置(深さ)を最適化したのちにゴニオメータで膝の伸長角を測定(左40、右46)
サドルを段階的に25mm上げたところで(左34、右37)左脚が辛そう。疲れてくるとブレが出だす(過去の傷病暦で左ひざを痛めている)
FFMDで内反角を測定の結果(左5〜8、右0〜2)
左脚が短いのと、左脚膝に踏み込んだ時にブレが出ていたので、左脚中心の改善をすることにし、左足にシム1枚とクリートウェッジ2枚を追加し、サドル上昇を15mmにして再度測定し(左35、右35)
さらに少し上半身に無理があったので、サドル後退量を前目へ(80mm⇒70mm)さらにステムを目一杯10mm上昇。この辺がスイートスポット。
コンピュトレーナ上での目立った変化はATAが105程度になったこと、効率がずっと50%台だったのが65%程度が出せるようになったこと。出力が380W 近く出るようになり40km/hに近いスピードが出るようになったこと。
当然、数値以上に、何よりお客様の実感で良くなったということでした。
右足の痛みはクリート深さの調整で治ったと思うし、右ひざの痛みも左脚中心にフィッティング調整して改善されたと思うので、後は実際に乗ってもらいながら様子を見ることで終了。所用約3H