全日本スポーツマスターズ

準備万端整え5時半に家を出発。羽田空港には6時半と出発時間の2時間近く前に余裕での到着。高速の事故渋滞などの突発トラブルも考えてこれくらいの余裕で行動するのは当然です。羽田のパーキングは以前と考えられないくらいに値下がりしていて、1日中止めても1500円なのでこれは便利です。

荷物を預ける際、中を全部開けさせられたり、重量超過だと言って2000円も課金されたのは計算外。箱が大きくて余裕があるからと、手荷物を全部入れたのが裏目に出たようです。


羽田は晴れていましたが・・・ほどなく雲の中に入り揺れを伴いながら雨の中、小松空港に到着。

空港でレンタカーを借りる際、FITを予約していたはずが、用意されていたのはカローラのセダン。当然、輪行箱は入りません。駐車場内にはFITがたくさんあったのですが全部予約手配済みとのことで、交渉の結果レンタカー屋さんの好意で同じカローラ系のフィルダーの新車を下してもらうことに。

北陸自動車道経由で約1時間にて会場に昼前に到着。この時点では雨は上がっており、何とか持ってくれることを期待しましたが、会場に着いて一番驚いたのが下の写真の通りの風車発電機。

要するに風が強い場所だという証拠なので、今回持って来ている機材を後悔。今回は前輪をいつものバトンではなく、BOMAのディスクホイールを選択していたので、風の影響をもろに受けるのです。

荷物をおろし、自転車を組み立てたあと同じ千葉県から出場する選手と合流しアップの準備にローラーを借りようかと思ったら、持ってきてないとのこと。
主催者準備のローラーはバンク内にしか無く、出番直前でないと使えません。
仕方ないのでアップはあきらめて3000mT.Tやケイリン予選を見ながら適当にストレッチしたりして体をほぐします。

ケイリン予選の後半からバンク内に入ってローラー台で初めてアップに取り掛かりました。元々それほど入念なアップが必要なタイプではないのでそれなりに十分でした。

1000mT.Tが始まる頃から時折強い雨が降ったり、風が強まったりといった状況が繰り返されていました。私の出場する4部が始まったのは16時過ぎからで、雨は小康状態でしたが少し風が強かったせいか最終組の私の前までのベストタイムは1分16秒303でした。普通なら15秒台は出せる自信がありましたが、他の競技者のタイムが伸びない風の中で、前輪もディスク(一応穴は開いていますが)というのは少し心配でした。

私のスタートはバック側で追い風スタート。ホーム側の向かい風区間は腰を下ろした直後なのでそれほど風を感じませんでしたが、ラスト1周の鐘を聞きながら通過する時は、ハッキリと風の抵抗で押し戻される感じがあり、バック側でも向かい風(自分が弱ってそう感じたのか?)で、自転車が進まず失速していくのが判りました。ゴール後電光掲示を見ると、16秒1**と16秒3**と表示されており、15秒台は出せなかった事が判ると同時に、ホイールの選択ミスを悔やみました。

メーターのログを見るとMAX表示が56km/hを示しているので、最後の失速は気負ってスタートした結果風の影響もあって早目にバテて失速を招いたのでしょう。私の計算では加速は54km/hまでで、そのあとはひたすら巡航し、出来るだけタレずにゴール出来れば1分15秒で走れるという計画でした。いつも人には1000mはペース配分の競技だと言っておきながら、いざ自分となるとやっぱりスタートで力んでしまうもののようですね。

あらためて1000mT.Tという競技の奥深さ難しさを知った気がします。

結果は以下の通り、3位に終わりました。
http://www.sportsmasters2011.jp/result/ji/tt.pdf

まあ2連覇は逃しましたが、又次回、頑張りたいと思います。

私がゴールした直後から雨が激しくなり、表彰式までの時間で自転車の解体荷造りなどの作業を終え、表書式が終わると脱兎の勢いで小松空港へ向かいました。