BIKE FIT

今日は秋分の日。3連休初日です。台風の後、東風が入ったせいで雲の多い天気でした。

BIKE-FITの予約が入ったので営業。

今日のお客様はサイスポ誌の記事で興味を持っていたとのことで、ご自分でもポジションについて色々研究されており、クランクの長さを変えたり色々挑戦をされているものの、どうも右ひざ(下腿の前あたり)が少し乗ると決まって痛くなるという症状が改善されず当店へ来られました。

知識も豊富な方でしたので、フィッティングについて色んな話に話題を咲かせながら進行する事に。

まずペダリング診断。コンピュートレーナを使って下り基調のコースを漕いでもらいながら四方八方から観察。上体のフォームが適切なので非常に安定したペダリングに見えます。出力も450WMAXとまずまず。

細かく見ていくと、右足のアンクリング、膝のブレ。やや極端な左右アンバランス。ATA(アベレージトルクアングル)は110以上、効率50程度ですが、Q−Ringを装着されているので数値は参考になりません。

膝の痛みの部位からすると、クリートが深すぎるか、サドルの後退量が大きすぎるか、クランクの長さが適切でないかといった原因が想像できます。

足裏診断−伸長角測定−内反測定などいつもの工程を経て、フィッティングを進めました。結果としては、サドル高さを10mm上げ、後退量を10mm少なく、足裏補正はシューズ内にITSウェッジを1枚挿入しました。

通常なら短い方の足裏にシムを入れるのですが、サドルを上げた後でも伸長角が規定範囲であること、何より左右のトルク差(完全に右をかばっているペダリング)の改善にまずは取り組むことを考え、今回は見送りました。

コンピュートレーナのスピンスキャンを見ながら、ペダリングについてアドバイスをし、右脚への力の入れ具合などその感覚をご本人に実感していただきました。

しばらく右脚を意識したペダリングに努め様子を見て頂く事で今回のフィッティングを終了しました。