Fi’zi;k シューズインプレ

今日は、先日より試し履きを繰り返したFi'zi;kシューズ R3 G-fitのインプレをお届けします。


一般に日本人の足型は欧米人に比べて、指が短く全体に甲高、幅広の傾向があるとされ、私はその代表というか、まさしく典型的日本人(いやそれ以上?)の寸詰まり幅広甲高のため、まずほとんどのシューズにおいてサイズ選びに苦戦します。

今回インプレをお届けするFi'zi;kのR3ジャポネーゼフィットは、フィジーク社が2010年のサイクルモードにおいて日本人の足型を徹底採取したデータを基に、その特性を見出し、日本人専用のサイズ展開を構成しているシューズです。

6月に行われた某ショップでの試し履き会に参加し非常に良い印象を得ていたので、自転車快適工房”ジテ通ハウス”でも取り扱う代表的シューズとして決定しておりましたので、ディーラー契約後、早速、実際に使用してみることに。

まず「無料試着取り寄せサービス」というプログラムを使って、自分の足のサイズに合いそうな物を数点発注し選択することに。上記の試し履き会で39は非常に良い感触だったのですが、試しに39.5も取り寄せてみました。

先に39.5を履いてみると・・・サイズが大きめであるはずなのに、なんだかキツイというか、靴底と足裏のフィット感が悪い。39を履くとピッタリ。

39.5の方が小さいのか?

いえいえ、実はこれが靴選びの妙なのです。

この靴は比較的ハイアーチの人に適したソール形状をしていますので、足のサイズではなくアーチサイズ(踵から拇指球までの寸法)が合っているかどうかが極めて重要となります。つまりちょっと大きめを選んでしまうと、かかとを入れて履いた時に拇指球がアーチのふくらみにかかってしまうためきつく、不快に感じるのです。

シューズを色々試して、どうも踏み心地がしっくりこない人は、このアーチ形状の不一致が原因の事が多いのです。この辺りの判断は非常に微妙なので、ぜひ靴や足についての知識が十分あるお店でじっくり相談される事をお奨めします。

さて、サイズが39で確定しましたので、両足共に内反がややあって、さらに右脚が若干短いというBIKEFITのデータに基づき、クリート下にシムとクリートウェッジを追加し、クリート取付をした上で使用開始してみることに。


ほとんどの場合、下の画像のように少し出っ張った小指とその付け根部分は、長時間履いた際に痛みとなって現れるため、履きならすのに時間が掛るか、内側に細工をする(当たり逃げを作る)必要があります。

今回のシューズは、4時間、100km程度のライドでは全く痛みは出ません。

足裏のフィット感もさることながら、アッパー全体の形状が、やはり普通のヨーロッパ製品とは違い、余裕を持って包み込んでくれている感じです。そして実際に重量も軽いのですが、このフィット感がもたらす靴の一体感により、まるで足が軽くなってペダルが上がってくるようで、とても心地よい履き心地です。

さらに、このシューズの履き心地の良さに貢献していると思われるもう一つのポイントが”タン”です。

タンにポケットが付いていて、ここにパッドが入れてあります。お好みで取り除いたり、さらに厚くしたり出来ます。


これからさらに乗りこんで行くのが楽しみです。



シューズに悩んでる方は、是非一度お近くの取扱店でためし履きしてみることをお奨めします。

自転車快適工房 ジテ通ハウスでも試し履き会の開催を計画中です。