BIKE FIT

一昨日、今日とBIKE FITのお客様がいらっしゃいました。

どちらも、先々週、先週と行ったペダリング診断の無料体験を受けて、興味を持って頂き受診を決断されました。


無料体験会では主にコンピュートレーナのスピンスキャン機能を使いながらのペダリング特性観察がほとんどでしたが、実際のBIKE FIT with CompuTrainer では、足の診断から始め、以下のようなプロセスをたどります。

1.ブランノックデバイスの測定器を使って足のサイズを正確に測ります
2.当店特製の台に乗って頂き、重心の位置、足裏の圧分布や拇指球の位置を見ます。
3.足に特殊なマーキングをして拇指球位置を靴にマークします
4.そのマーク位置、ソール形状、使用するペダルなど総合的に判断してクリートの前後位置を決めます。


サイズの合っていないお客様にはその旨説明し、次回靴を買う際の参考になるようアドバイスします。あまりにブカブカで、この時点でフィッティングを中止させて頂くケースもまれにあります。


5.膝中心、靴など測定に必要な印をシールや絆創膏テープなどを使って行います。
6.台上にセットされた自転車に乗って頂き、後ろ、左右からアンクリングや膝の揺れ、左右の違い、腰の動き、肩の動きなど総合的に観察します。ここで大まかな調整の必要箇所を把握し説明します。

ここからは、自転車に乗ったり降りたり、靴を脱いではクリート調整やシムの追加、サドル高や前後位置など試行錯誤の繰り返し作業を、スピンスキャンのデータを見たりしながらお客様と一緒に行って行きます。

フィッティング作業が終了すると、登り下りのあるコース(約4.8km 10分程度)に挑戦して、データ取りを行います。このデータは、後日再来診された時のパフォーマンス向上判断の材料にします。


今日のお客様は、体験会の時に左右のバランスと、左ひざが内へ入るクセが気になっていましたが、靴に自分で入れておられた調整材を取り除き、クリート位置を拇指球にきちんと合わせて(前へ)Qファクタを狭めて、右足裏にシムとエッヂを追加し、サドルを10mmほど上げ、ステムを天返しにしてハンドル高さを20mm程度上げるという変更をしました。


北西の強い向かい風の中を帰って行かれましたが、さてさて結果はどうだったでしょう?  フィードバックが楽しみです。