BIKE FIT 営業日

自転車快適工房「ジテ通ハウス」のバイクフィットは足元重視です。

当店のBIKE FIT with CompyuTrainer の基本メソッドはアメリカ BikeFit Systems社の理論に基づいています。私はこのBIKE FITの日本における第一回講習会の卒業生です。現在、全国に150名以上の同じ資格を持っている方々がいらっしゃいます。

人間の90%以上の人が持っている足底の傾き「内反」と左右の足、脚の長さの違い、筋力・柔軟性の違いを補正することで、左右均等で、運動範囲が機械的に決められてしまっている自転車と調和させることを主眼に置いています。

従って、まず足と靴の関係を重視しています。足にあっていない靴でいくらポジション云々を言っても始まらないというのが持論です。

最初に足のサイズを正しく測定します。この時点で足に合っていない靴を履いておられる方には、靴の重要性とその旨を説明します。実際、ほとんどの方の靴が大きすぎます。大きい靴は正しい位置にクリートを取り付けることが出来ないばかりか、正しいペダリングも出来ません。自転車の靴は、歩く際にソールが曲がる一般の靴とは違い、余裕は全く必要ありません。少なくとも前後長はジャストサイズでなくてはなりません。もしジャストサイズの靴に足を入れてみてキツイ(幅方向だと思います)と感じた場合には、その靴の足型(ラスト)が合っていないという事ですから、どんなにブランドや色、デザインが気に入っていてもそのモデル買うのはあきらめた方が良いです。

当店では、取扱いブランドは少ない(現在はシマノ、fi'zi:k、LAKE)ですが、日本人向きの靴を中心に細かくハーフサイズも取りそろえています。又、熱成形、インソール成形の他に、ストレッチや当り逃がし加工など、シューズのチューニングもしております。

バイクフィットの際に靴もお買い求め頂けるケースは結構多いのですが、今日のお客様のように、靴を買い換えたばかりで大きすぎるという方もいらっしゃいます。バイクフィットを検討される方で靴の買い替えを考えている方は、買う前に一度ご相談下されば幸いです。

足のサイズを測定したあとは、裸足でアクリル製の透明厚板の台上に乗って頂き、足裏の圧分布を見ます。重心の位置や自然に立ったときの左右足先の開き具合、扁平気味なのかハイアーチなのか、浮き指はないかなど、このあとのペダリング診断と靴底補正の際に非常に参考になります。拇指球と小指球の後退量などを見たうえで、足に特殊なマーキングリベットを施します。

シューズを履いていただき、先ほどマーキングしたリベット頼りに靴底に拇指球位置を印してクリートの位置を正確に出します。

続く・・・・