迷える子羊?

さて、自転車とは関係のない話題です。つまらなく長い話かもです。

実は、会社を立ち上げて以来、使って来たノートPCが、ついに?早くも?壊れました。

6月26日の出来事でした。

HDD内の不要なデータなどをクリーンアップしてくれるソフトで、久々にスキャンを実行し、不要なデータ整理を行いました。当然ながら古いドライバが検出されアップデートを要求して来ます。

普段なら無視(何故ならドライバのアップデート後にパソコンは良くトラブルという経験から)するのですが、この日は何気なく、アップデートボタンをクリックしてしまったのが運のツキ。

当然、アップデート後に再起動が要求されますが・・・・・・・再起動しません。

つまり、お亡くなりになりました。

ここから、色々手立てはあるはずですが、実はこのパソコンには重大な障害がありまして・・・・

2年ほど前、机の周りの掃除をしていた時に、誤ってディスプレイ上に物を落下させてしまい、液晶パネルを破損させてしまいました。

パネル取替の修理代より、外部モニタを買った方がはるかに安かったので、壊れたまま、外部モニタを使用して、これまで問題なく使用してきました。

以前にもドライバのアップデート後、同じようなトラブルもありましたが、何とか復元ポイントに戻したり出来ていました。しかし、今回はどういうトラブル原因なのかは判りませんが、外部モニタへの出力が出なくなってしまっていて、完全に目隠し状態に陥ってしまいました。

取り急ぎ、製造元へ電話すると、何度かコール音が変わったあとに、明らかに日本人ではない、しかし流暢で、こちらの言った事は確実に理解してくれ伝わっている感がある女性オペレータに繋がり、いくつか彼女の指示のもと復旧を試みるも、上手くいかず。

リペアセンターへ送れという事になって、このメーカーの浦安にあるリペアセンターに送付する事になりました。やり取りの内容はすべてリペアセンターに転送され、送るための送付書や、住所その他必要な書類がFAXですぐに送られて来ました。


即刻、パソコン用の段ボールを手配して、発送したところ、4日後くらいにリペアセンターから連絡があり、修理費用の見積もりが提示されました。当然のことながら、液晶パネルの交換も含まれ9万円近い見積もりでした。

修理担当の方と電話で話しながら、おそらくシステムボードの交換で治るのではないかというという結論になり、費用を最低限に抑えるため、液晶パネルの交換はしない(修理代が5万円以下になる)ということで、修理進行をお願いしました。

数時間経って、修理担当から、HDD内のOSが壊れているため、再インストールをしなければならないが、その場合はデータが消えてしまうとの事。HDDがまっさらになるなら、修理代でもっと高性能なパソコンが買えるので修理の意味がないので、修理キャンセルを伝えました。

リペアセンターの若い担当者は、終わり際に、メーカーとしてはこの種の修理は出来ないが、データの復旧とか、やる方法はいくつかあって、具体的にどうしたら良いかについて丁寧にアドバイスしてくれました。


というような事があって、サマーセールが始まったのに、ホームページのアップデートも出来ないし、もうこのところ、パソコンデータをいかに復旧させるかについて、パソコンがあまり得意ではない私が悪戦苦闘を継続しています。

幸いにして、売上などを管理していたデータは、事故の2週間前にバックアップを取ってあったので、甚大な被害には至っていないのがせめても救いです。


で、今日のお題なのですが、とんでもないところへ迷い込んだというか、恥ずかしい思いをしてしまいましたが、凄い現場も見学出来、感銘も受けたという話です。

前述のパソコンメーカーの修理担当者に教わった方法として、HDDは壊れていないので、そのデータを取り出す事自体は可能で、専門の業者か、パソコンの良く分かっている人に頼めば取り出せるらしいと判ったので
色々ネット上を調べてみました。

そして探し当てた、ある業者に電話をして相談をし、トントンと話が進んで、早速HDDを持ち込むことになったのですが・・・・・・

そこはもう・・・・凄い世界でした。


端的に言うと、ワンコインの日替わり定食を食べようと思ったオッサンが何を間違えたか、入った先は超高
級なフレンチの店で、メニューを見てびっくりタジタジ、という感じ。


まあ、場所が場所だし、受付見た瞬間「場違い100%」


でも、丁寧な応対と説明に、素晴らしい会社だなと思いながら、金属探知機などのセキュリティゲートをくぐって工場へ案内して頂き、そこで、HDDを渡して診断をしてくれました。見た内容については・・・・こんなところで書くべきではないと思います。

ただ素晴らしいと思います。こういうのを必要としている企業があるだろうとは思いました。

しかし、私には完全に場違いでした。


30分ほど、指紋をつけるのもためらうような調度品の応接で待たされ、出てきた見積もりが50万円以上。

本日中の復旧でなければもう少し安くなるというようなお話もありましたが・・・・・

丁重にお断りをして帰って来ました。


さて、壊れたパソコンのHDDのデータをどうやって復旧させるか、しばらく戦いが続きます。