BIKE FIT 2件

今日は祝日でしたが、BIKE FITの予約を頂いたので出勤しました。

最初のお客様がお見えになり、愕然・・・。自転車はミニベロ、シューズはSPD、服装は当然カジュアル系サイクルウェア。

予約の電話を受けた時に左ひざが痛むとか、シューズにインソールを加工して入れているとかという話だったので、てっきりレーサー系と勝手に想像して自転車やシューズの事を確認し忘れていました。(大いに反省)

小径車ではコンピュートレーナの台に乗せられないので、これはお断りするしかないなと思いながらいくつかやり取りがありましたが、結局、ペダリング診断には店舗の自転車を使い、得た数値を実車にフィードバックするという形で作業をお請けすることにしました。

既にインソールにカントを付けるなど、かなりそちらの知識に詳しい方でした。又、某ショップでの詳細なフィッティングデータもお持ちでしたので、当店の考えるフィッティングについて出来るだけ丁寧に詳しくすべての事柄を説明しながら、時には議論しながらの作業となりました。

結果としては、膝の痛みは足裏内反によるものでも、左右の脚長差によるものでもないことが判り、後退量が大きすぎるサドル位置を修正し、上腕が伸びすぎていることからハンドルポジションを少し高めに、出来ればドロップの小さ目のハンドルに交換することをアドバイスしました。手持ちのハンドルがあるということで一度自宅へ取りに帰られることになり一旦終了しました。



続いて来られたのは四街道市の79Pさん。家族総出で来られました。

前回のクリートフィッティング以後、ペダルとシューズを買い換えられたので、再調整。ついでにペダリング診断も受けられました。メタルマンとの競争にかなりへばっておられました。良い練習も出来たのでは(笑)と思います。

ペダリング診断の詳細内容は・・・本人の名誉もあるので(笑)ここにはアップしません。
というほど悪くはなく、左右の意外な出力差、回す意識(特に右足)と筋肉の使い方によるトルク特性の改善といったところを習得して頂けたと思います。



そして、79Pさんのフィッティングが終わるころ、最初のお客様が戻ってこられました。



ハンドルと、ついでにポジションを出し切れなかったシートポストも交換してほしいということで部品を持ってこられましたのでその交換作業を行うことに。

最終的に「とても乗りやすくなった」との言葉をいただけ、あとは実際に少し長い距離を乗っていただいて膝の痛みが出なければヨシです。ぜひそうあってほしいと思います。


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すべて終わったのは18時過ぎ、後片付け、明日の開店準備をして帰宅。

心身ともに疲れましたが、はじめどうなることかと悩んだお客様のフィッティングが、とりあえず満足していただけるところに落ち付かせられたことは今後に繋がる良い経験が出来たと思います。