BIKE FIT
今日の午前中はBIKE FIT予約のお客様。
いつもながら、画像がありません。(毎回撮ろうと思いながら、実際に作業を始めるとそれどころではありませんね)
身長176cm、テニスをずっとやられていたそうで、ロードバイクには4年ほど前から乗るようになったものの、乗り始めてすぐにママチャリと衝突したりで、少し遠ざかり気味だったとか。 ヨーロッパのプロロードレースが好きで、今年の100回記念大会を見に行くのだそうです。 ←羨ましいなあ・・・。
さて、いつも通り問診票に記入いただきながら、バイクのセット、各部寸法の測定作業をします。
早速、足のサイズ測定、診断から・・・
今回のお客様は、左右ほぼ同じの25.8cm、ワイズはD、なので、シマノで言うと41のナローがジャストフィットとなるのですが・・・お使いのシューズは42のワイドで全体的に緩く、漕いでいる時にシューズの中で足が動くとのこと。
当店のBIKE FITは足元を重視しています。足に全く合わない靴を履いている場合には、その旨を説明し、シューズを買い替える事をおすすめします。
勿論、押し売りする気は毛頭ありません。当店で扱っているシューズの銘柄には限りがあります。市中にはもっとデザインが優れたものやカラーの鮮やかなものなどがたくさんありますし、お客様のご予算もあります。
合わない靴でいい加減なフィッティングはしたくありませんので、後日、気に入ったシューズを買われてからフィッティングしましょうとなるケースもあります。
今回は、色やフィット感など気に入って頂けたのでシューズの新調から始める事になりました。
次は自転車を漕いで頂いてのペダリング診断。 左右のトルクバランスが57:43、ATAも114〜117、左ひざが大きく左右に往復。アンクリングは少な目。
アセスメントしながら、以下の作業を行いました。
●足に合ったシューズに、拇指球位置に合わせてクリートをセット。
●左の内反が大きいため、クリートウェッジ3枚挿入。
●左右の脚長差(左が長い)吸収のため、右足に3mmシム追加。
●サドルを28mm上げて、ハンドル位置も15mm上げ。サドルは15mm前方へ
●手首の角度に合うように少しハンドルを送り目にしてブラケットを起こす
●Qファクタを狭めるためにクリートをシューズ外寄りに。
以上により、大変快適に乗れるポジションへと変更できました。何より、膝のブレがほぼ完璧に解消できたと思います。
さあ、しばらく乗ってからの感想が楽しみですね。